2009年4月27日月曜日

ななちゃんの身の上話(4)

その翌朝。ななちゃんはごはんを食べに姿をあらわしました。
まだ口の中が気持ち悪そうで、よだれを垂らし、
食べにくそうにしていましたが、
ウェットフードをゆっくりと、全部食べてくれました。
僕らも胸をなでおろしました。

それからななちゃんの病院通いが始まりました。
2週間後にもう一回抗生物質の注射、いろいろな病気の検査
(幸いなことに、色々な感染症ウイルスは全部陰性でした)。
混合ワクチンの接種(普通は一年に一回ですが、
多分何年もワクチンを打ってないようなので、
一ヵ月後にブースターとしてもう一回)。
ノミ・フィラリア駆除のためにレボリューション6%の滴下。

そうこうするうちに、ななちゃんは食欲はあるものの、
なんだか食べるのが遅くなって来たような感じがしていました。
食べ物が飲み込みにくそうでした。
何度めかの診察のとき、先生が口の中をのぞくと、
口の奥、舌の付け根に平べったい、一円玉くらいの腫瘍が見つかりました。
表面を綿棒でこすって細胞を調べましたがよくわかりません。
「ひょっとしたら悪性のものかもしれませんね。はっきり診断を付けるには、
麻酔をかけて腫瘍を少し生検して組織検査をする必要がありますね。」

さあ大変。もし腫瘍が悪性だったら、どんどん大きくなって、
ごはんが食べられなくなってしまうのでしょうか?
それ以前に、検査のためには朝絶食で病院に連れていかなくては
なりません。ななちゃんは外猫なのに、そんなことが出来るのでしょうか?



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