2009年12月30日水曜日

今日も引きこもり

寒波が緩んで晴れた日には、日向ぼっこすることもありますが、
今日のように冷え込んだ日には、段ボールハウスにこもりきりです。
こんな写真しか撮れません。

2009年12月22日火曜日

猫語の教科書

猫派の作家といえば、忘れてはならないのが
ポール・ギャリコ。
「猫語の教科書」「ジェニイ」「トマシーナ」は有名ですね。
猫小説以外にも、「ハイラム氏の大冒険」などなど
面白い作品がいっぱいです。

動物の言葉がわかるお医者さん、「ドリトル先生」
(エディ・マーフィじゃないほう)のシリーズを書いた
ヒュー・ロフティングは、残念ながら
どちらかというと犬派のようですね。
”ネコ肉屋”のマシュー・マグは出てきますが、猫はほとんど出てきません。

2009年12月19日土曜日

もうすぐクリスマス

今日も寒いです。ななちゃんは段ボールハウスにこもっています。
でも、新聞配達や郵便配達の人がやってくると、
全速力で脱出しなければいけないので、
昼間はけっこう忙しいようです。


「ドクター・ヘリオットの猫物語」
10のエピソードが収載されていますが、最後のお話”バスター”。

エインズワース夫人の家に時々訪ねてきていた黒猫のデビー。
クリスマスの日にもやってきましたが、いつもと様子が違います。
ヘリオット先生が呼ばれました。
クリスマスにふさわしい、心暖まるお話です。

2009年12月18日金曜日

夏への扉

寒波が来ました。

「人間用のドアの少なくともひとつは、夏の世界に通じていると
ピートは信じて疑わなかった。」
猫好きSFマニアのバイブル、R・A・ハインラインの「夏への扉」。
1956年に発表されたこの作品に描かれた1970年と2000年の世界は、
現実の2009年よりも進んでいるようです。
コールド・スリープも、おそうじガールもまだ実現していませんが、
全自動猫トイレだけは辛うじて商品化されていますね。

原書のペーパーバックも手に入れましたが、
表紙のこの女性がヒロインのリッキィに見えないのは、
彼我の美意識の違いでしょうか。

2009年12月14日月曜日

きみは猫である

「~は猫である」つながりで…
ポーランドの首都ワルシャワに住む小学1年生の「ぼく」のアパートに
やってきた猫がいきなり4匹の仔猫を産んじゃった!
「ぼく」はねこのおとうさんとして大奮闘する、というお話。
邦訳の初版が1974年だから、自由化前の社会主義の時代の
お話ですね。

2009年12月13日日曜日

贋作吾輩は猫である

ななちゃんは段ボールハウスに終日ひきこもりです。
これから寒波がやって来るのでますます出てこなくなるでしょう。
日本文学で猫といえば、夏目漱石の「吾輩は猫である」ですが、
漱石の門下である内田百閒は、「猫」のパロディーというか
続編ともいえる「贋作吾輩は猫である」を著しています。
同じ漱石門下の科学者、寺田寅彦もやっぱり猫派だったようです。
随筆集「柿の種」に愛猫の「三毛」「ボウヤ」の話が出てきます。

2009年12月12日土曜日

内田百閒 「ノラや」

モーくんが失踪して一ヶ月以上経ちました。
雄猫同士の縄張り争いで、出奔してしまったのだろうと思います。
今頃、どこでどうしているのやら。

モーくんの失踪とほぼ入れ替わりにマルくんがこの辺をうろついている
ところを見ると、モーくんvsマルくんで、マルくんが勝ったのでしょう。

内田百閒の「ノラや」の気持ちがわかるような気がします。
なんだか身につまされるようで、きちんと全部読んだわけでは
ありませんが。

2009年12月10日木曜日

クローヒルの猫たち

ななちゃんは一日中、段ボールハウスに入っているか、上に乗っているか。
ケーブルTVのアニマルプラネットというチャンネルで、
「ゴシップ猫 サマンサの一日」という猫番組をやっていました。
原題は、"Cats of the Craw Hill"(クローヒルの猫たち)。

スコットランドの「クローヒル」という町の猫たちの生活の
ドキュメンタリー風な内容。
もちろん、根気強い撮影と入念な編集・再構成が
なされているのでしょうが。

猫ドアで家の内外出入り自由、よその家に忍び込んで、
そこの猫のごはんを食べてしまうデブ猫、
牧場の猫は仔猫を産んで育児放棄して他の猫が代わりに育てたり、
野ねずみや野うさぎ、野鳥を狩って食べてしまうハンター猫など、
わが国の都会の去勢されて完全室内飼いの家猫とは全然違う
のどかな暮らしが描かれています。

でも、こういう番組が制作されるということは、
そういう猫の生活がいまやテレビでしか観られなくなっている、
という事かもしれません。

2009年12月3日木曜日

冬恒例のぬくぬく

昼間も段ボールハウスの中で過ごすことが多くなってきました。
夕ごはんのあと、玄関の土間でひざの上に乗って「ぬくぬく」するのが
毎年冬の恒例なのですが、今年は時間が短かめです。
去年の歯周病以来、何度も拉致されて病院へ連れて行かれたりしたので、
玄関の中でドアを閉められると警戒してしまうようです。